2008年04月13日
キャディーの存在感

プロゴルファーの谷口徹、上田桃子といえば、どちらも昨年度の賞金王ですが、二人のキャディーを
務めたのが清水憲(けん)さんです。
男子の試合の時は火曜日に現地入りし、コースをチェック。試合の始まる木曜からは選手より早く
ゴルフ場にに来て、その日の状況を下見します。しかし「自分から余計な情報は与えない。聞かれた
ことに確信を持って答えられるようにしておく」のだそうです。谷口プロは「変って存在感がありすぎ
ないのがいい」と言い、上田プロも「状況判断や間合いの取り方が素晴らしい」と絶賛します。
メンタルスポーツといわれるゴルフでは選手をサポートするキャディーの存在は非常に重要です。
清水さんも「キャディーに大切なのは、選手の性格に合わせることだ」と語っています。
彼ほどの能力があれば、もっと目立つ活躍をしたいと考えても不思議ではありませんが、
あくまで「影の存在」に徹することで、かえって彼の存在感が際っ立っているのです。
自分の立場を考えた行動をしましょう